2011年11月4~6日 クラビ斜面崩壊調査

地図 写真
2011年3月29日の朝、クラビ県Khao Phanonにおいて大規模斜面崩壊が発生した。
28日と29日の二日間累積雨量は1400mm。犠牲者は50人程度との報告。

参考URL:NASA

写真
CIMG0998 撮影日時 2011:11:03 12:20:41
撮影場所
E99°2’55.90”, N8°15’44.24”, 75m
コメント 50年ほど前の大規模な斜面崩壊の際には、山から5kmほど下流に位置するこの場所まで土石流が到達。
校舎の後ろのKhao Phanonにははっきりと今年の斜面崩壊の痕跡が。
CIMG0999 撮影日時 2011:11:03 12:20:50
撮影場所
E99°2’55.99”, N8°15’44.16”, 73m
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CIMG1008 撮影日時 2011:11:03 12:51:17
撮影場所
E98°56’3.80”, N8°19’29.98”, 115m
コメント 学校から山へ向かって10分ほど車を走らせると被災した人が暮らす住宅がある。合計10~20棟程度。TV募金や王族からのDonationによって建てられた。
なお、Khao Phanonの山裾にはパームやしとゴムのプランテーションが広がる。
この住居のすぐ裏には大量の土石流に伴う土石が残っている。
CIMG1011 撮影日時 2011:11:03 12:52:37
撮影場所
E98°56’4.15”, N8°19’27.85”, 106m
コメント 住居の裏に堆積した土砂。
なおこの川には乾期でも少ないながら水が流れているとのこと。
CIMG1030 撮影日時 2011:11:03 13:19:31
撮影場所
E98°55’22.85”, N8°19’3.74”, 141m
コメント 山の地質は主に花崗岩と石灰岩。また、泥岩も山肌には含まれている。砂岩も一部混じっている。石灰岩の地質のところでは崩壊は生じていない。
CIMG1031 撮影日時 2011:11:03 13:20:28
撮影場所
E98°55’22.48”, N8°19’3.28”, 132m
コメント ハンマーでたたくと泥岩は層状に壊れた。
CIMG1032 撮影日時 2011:11:03 13:20:51
撮影場所
E98°55’22.71”, N8°19’3.41”, 141m
コメント 少し上流部へ移動。ここから山を見渡すと、山のすそ野にColluvium(Suttisakさんの地図の「Qc」)がこんもりと存在しているのがはっきりとわかる。
この地域の地域名:Huai Nam Kwag(Kaeo)。
CIMG1040 撮影日時 2011:11:03 13:28:11
撮影場所
E98°55’22.76”, N8°19’3.89”, 168m
コメント Khao Phanonを覆っている崩積土Colluvium。
土壌表面の有機物層が薄い。植物の根もさほど深くまで根付いていない。
Suttisakuさん曰く、Khao Phanonの一般的な土壌はSandy Gravel。
CIMG1041 撮影日時 2011:11:03 13:28:24
撮影場所
E98°55’22.54”, N8°19’4.07”, 156m
コメント
CIMG1044 撮影日時 2011:11:03 13:30:51
撮影場所
E98°55’20.71”, N8°19’3.71”, 139m
コメント 地点名:Klong Pho Thak cub-basin。
花崗岩の巨石。泥岩の石が存在。
風間先生によると、こういった土石流によって形成された平地には集落が形成されやすく、再び土石流による被害が生じやすいとのこと。
CIMG1051 撮影日時 2011:11:03 13:35:15
撮影場所
E98°55’19.85”, N8°19’3.00”, 155m
コメント
CIMG1055 撮影日時 2011:11:03 13:38:50
撮影場所
E98°55’19.89”, N8°19’2.15”, 148m
コメント
CIMG1062 撮影日時 2011:11:03 13:50:54
撮影場所
E98°55’15.87”, N8°18’57.98”, 163m
コメント 飲み水、灌漑用水を引き込むための堰。高さはおおよそ6m程度。
土石流により建物は流出したが、基礎は残っている。
この上流部に土石流のモニタリング測器が設置される。
(測器の間隔は300m)
CIMG1066 撮影日時 2011:11:03 14:00:51
撮影場所
E98°55’13.75”, N8°18’56.89”, 182m
コメント RIDが建てた堰に関する表札。
CIMG1069 撮影日時 2011:11:03 14:04:09
撮影場所
E98°55’12.34”, N8°18’53.89”, 193m
コメント
CIMG1070 撮影日時 2011:11:03 14:05:41
撮影場所
E98°55’13.21”, N8°18’55.67”, 174m
コメント 上流川から下流川を眺めた
CIMG1074 撮影日時 2011:11:03 15:27:59
撮影場所
E99°0’27.59”, N8°19’0.32”, 54m
コメント
CIMG1091 撮影日時 2011:11:03 17:04:41
撮影場所
E98°55’14.20”, N8°18’4.91”, 395m
コメント Khao Phanonの西側は主に砂岩質。東側は花崗岩質。
崩壊地直下の地点までは行くことができたが、崩壊地そのものはみることができなかった。
直下でも傾斜g15%程度。上流の崩壊地のあたりは25~30%程度の傾斜と思われる。
CIMG1100 撮影日時 2011:11:03 17:10:11
撮影場所
E98°55’14.05”, N8°18’2.97”, 393m
コメント
CIMG1105 撮影日時 2011:11:03 17:26:17
撮影場所
E98°55’15.38”, N8°18’0.50”, 438m
コメント
CIMG1141 撮影日時 2011:11:04 13:26:41
撮影場所
E98°55’41.86”, N8°18’8.39”, 366m
コメント 二日目。円弧滑り。幅40m、高さ35m、傾斜30度。
CIMG1151 撮影日時 2011:11:04 13:55:11
撮影場所
E98°55’44.30”, N8°18’10.13”, 341m
コメント 右側には隣の崩壊地2が確認できる。
幅25m、傾斜15%。
上流の崩壊地は確認できない。
CIMG1155 撮影日時 2011:11:04 14:01:18
撮影場所
E98°55’44.60”, N8°18’12.11”, 315m
コメント 崩壊地から流れ出た土砂によって形成された。谷が5mほど土砂で埋まっている。
CIMG1171 撮影日時 2011:11:04 16:54:43
撮影場所
E98°56’30.20”, N8°20’15.18”, 129m
コメント 土石流のモニタリングシステムに関して。データ送信のやり方が問題。
SuttisakさんのPPT資料あり。PPT
チャイワットさんに通訳してもらってインタビュー。
40代男性:川の色の変化および山からの大きな音を聞いて高台へ避難した。
20代女性:堰のそばに住んでいた。堰が壊れるのをみた後に高台へ避難した。
どちらの住民も20~30年前にこの地域へ移り住んだ。つまり、比較的新しい集落。
避難場所は村には存在しないとのこと。
CIMG1190 撮影日時 2011:11:05 12:04:00
撮影場所
E98°58’30.56”, N8°6’13.21”, 48m
コメント チェンマイ、チェンライでも訪問したTMDのオフィスが空港隣にあった。
クラビおよびプーケットにあるレーダー雨量観測を記録している。なお、レーダーの反射強度を雨量に変換することはしていない。クラビ県にあるTMDのRainGaugeのデータ(8カ所?)も存在するが、地すべりが生じた29日のデータはクラビ空港観測所を除いてはエラーになっている。RainGaugeLocation
CIMG1207 撮影日時 2011:11:05 12:33:53
撮影場所
E98°59’59.23”, N8°4’17.73”, 34m
コメント


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