流域と生態系ワークショップ 2014
2014年1月31日金曜13時〜18時 愛媛大学工学部5号館E591号室
1月31日金曜
6時半に高瀬,新井を拾って空港に.8時半の伊丹便.満席.結構揺れた.
伊丹に着くと搭乗案内が出ていた.松山便も満席.定刻通り到着.
トヨタレンタカー.バスで営業所に移動.受付にかなり時間がかかる.20分位?
要領がわるい.車で大学まで.12時すぎに到着.学生が正門にまっていてくれて駐車券を用意していてくれた.
車を停めて生協に.竹門先生とかに会う.
1時からワークショップ開始.
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第一部
糠澤,水文モデルを用いた水生生物の生息場適性度と遺伝的多様性の関係
新井,地球温暖化に伴う源流域の底生動物群集の変化
高瀬,分布型水文モデルと確率密度関数を用いた底生動物の生息環境および種多様性
休憩
第二部
小林草平,京大,宇治川におけるトビケラ群集からみた生息場環境とその歴史的変遷
寺田匡徳,砂州場の流木が形成する止水性生息場の評価に関する研究
高橋,河川生息場構造に着目した水生昆虫の群集構造と餌資源寄与率の関係
第三部
渡辺,自然選択と遺伝的多様性:河川環境と水生昆虫集団の関係
泉昴佑,愛媛大学,次世代シークエンシングを用いた河川底生動物群集の種多様性評価技術
Maribet Gamboa, A DNA-based survey of stonefly biodiversity in A semi-natural
Alpine River Corridor.
糠澤:
ウルマーの遺伝子多様性が捕食が増えると増える.他の指数からエビデンスを出す.
HSIと個体密度とサイズは違う.採集した地点だけでは決まらない.
HEPの近傍にもHSIの高い地点を拾って個体群サイズが決まる.HSIの値と面積をかけた量によって個体群サイズが求めらエル.面積の取り方は不明なので別途調べる.
環境が変わる場所が,遺伝的多様性が高いのではないか? つまりHSIの多様性,値の縁のほうがよいのではないか?
HSIを使うメリットは何か? → 生物群密度が大きい HSIを求める際にSIに重みを付ければよいのでは?
新井:
なぜ平均水温を用いたか? 群集個体数密度が減るだけではだめ.種多様性がこれだけ減る.
種が全部にいない.種別で考察したほうがよい.
群集全体が平均水温が負の相関がある理屈なにか? 偽相関の可能性?
暖かい場所から侵入しているものの効果が入っているのではないか?
高瀬:
個体数が少ない多い分類群なら,それぞれ確率密度関数,頻度分布を用いる 生態的になぜ?
確かめる.
第二部
小林:
宇治川にトビケラが大量発生する. 湖やダムの下流で大量に発生するので当たり前.
ウルマーとかヒゲナガなどの一般のトビケラがいない.他のトビケラが多い.
個体数もバイオマスも増える.
寺田:
流木が有り無しで生息場がどのように形成されるか?
群集でみると流木があると群集が減る.... 逆...
高橋:
水質と洪水イベントとの関係でハビタットが変化する時間軸をみる.
第三部
幸三:
自然選択と遺伝多様性
中立的な遺伝子座が相関を示さなかったのは物理環境にしか注目していて,捕食者対応に反応しているかもしれない.
泉:
パイロシーケンサーを用いた遺伝子解析.85万円で900種の同定.10か所の遺伝子情報.
PCRは自分でやっているそう.
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5時半に終わる.車を大学に置いて歩いてホテルまで.20分位.ANAホテルは立派.6時から幸三さんと竹門先生と打ち合わせ.バイオマス,生息ポテンシャルの推定の話をした.懇親会は竹取御殿.2時間.10時に終了.東北大と寺田君とで2次会.壷々炉.定番.ほーたれ(カタクチイワシ)とほうぼう,アイナメの刺身.11時半まで.
2月1日土曜
8時半に集合.大学まで歩いて車で赤坂泉へ.最後の道で行くことができず,近くのスーパーの駐車場に停めて歩く.公園になっていてかなり整備されていて,水も豊富.堤防むこうの重信川で虫取り実践.竹門先生製のネットがよい.コンパクトな装置.ヨシノボリが結構とれる.カワゲラが多い.ユスリカもいっぱい.狙いのトビケラはいない.幸三さんお勧めの霞公園.東温町.霞堤がある地点.瀬切が長く起きる地域.河道改修中で掘り込んだところに水が流れていた.ここはホタルを放流しているとのこと.松山に戻って道後温泉で小林さんと別れる.学生組は道後温泉に.働き組は椿湯に.昼ごはんを温泉わきの寿司屋で鯛飯御前.たいへん美味しかった.空港に戻って伊丹経由仙台.空港で解散.