ゴーヤDRY!!

これを書くのは4年ぶり?久々に書きたくなった。

沖縄といったらこれ!ゴーヤビールでしょう!オリオンなんかダメダメ!泡盛なんかタイ米でしょう!沖縄ならゴーヤ! ちゃんぷるーじゃなくてゴーヤビール!!

偶然、このビールと出会った。学会で那覇に行ったとき、夕食に茨城大学+国総研の鈴木さんと合流して店を探していた。金曜の夜ということもあって行く店行く店満席で入れなかった。オープンカフェ系の前を歩いていると、そこから4人が出てくるところに出くわした。慌てて入店して、そこに作業用の机も借りて6人で座った。

お決まりのオリオンを頼んだけど、なかなか出てこない。と後をみるとサーバーがある。ここから注いじゃえと思ったら脇に、「にが旨。ゴーヤーDRY生飲めます」とある。皆がびびっと来た!全員がこれを注文。かなりいけると全員が同意。私と桑原先生は、すっごい気にいって最後までこれであった。苦味がちょうどよい。幾らでもいけそうである。また、暑いので苦味が弱った胃を刺激してくれる。素晴らしい。キャッチコピーが「にが旨」! だけど苦味はそんなに感じない。

酒造元のヘリオス酒造は、もともとは泡盛の会社。なかなか野心的な楽しい会社でラムやエール、フルーツビールなども作っている。こういった会社はチャレンジ精神を感じて好感度が高い。ゴーヤーDRYは発泡酒に分類されていてビールではない。しかし、ホッピーもそうだが、ビールと同じような飲み方であって、那覇ではビールのつもりであった。いやー、会社と味からゴーヤDRYを応援したい。またこれ飲みたい。



ニッカ宮城蒸留所

タイ人をニッカウヰスキー(ヰ!!)の宮城峡蒸留所に連れて行った。静かな雰囲気で重厚な建物と手入れの整った庭ですがすがしい気分になった。タイ人もかなり気にいっていた。ここではコンパニオンがウヰスキーをつくる過程を工場内を回りながら教えてくれる。無料なのもよい。敷地内にはキノコを採らないでくださいの看板があちこちにあった。やはり湿度の高い地域らしく、キノコが繁茂するそうだ。

でっかいポットスチルは迫力満点である。残念なのは日本でここだけというカフェ式蒸留機の中を見ることができなかったこと。このカフェ式ではグレーンウイスキーを作っている。ブレンドにモルトとグレーンを混ぜるのは知っていた。シングルモルトは良く飲むが、シングルグレーンは飲んだことがない。ここで飲めるか!と思いきや、やはり飲むことはできなかった。ここで困ったのは英語に訳せないこと。一応英語のパンフがあるのでお茶を濁す。

見学の最後に試飲させてくれる。ウヰスキーやアップルワインなど3種を試飲できる。僕は運転手ということでお茶をもらった。実はグレーンウイスキーが飲めるなら、吐くから味あわせてくれと頼むつもりであった。タイ人はウヰスキーではなく、甘いアップルワインをそこたま購入していた。特にTukはすごく気にいったようであった。

ゆっくり回ってずいぶんと優雅な気分になって帰ろうとしたら、観光バスがついて大勢の人がどやどやと…とたんに重厚な雰囲気はつぶれて、どっかの遊園地のように見えてきた。うーーん、やっぱり平日の午前とかがいいかも。


ホットワイン

09年は欧州に2度行った。一度目は3月にノルウェーへ。もう一回が11月のドイツ。ともに無茶苦茶寒いときにホットワインが施された。もーー凍えていたので、これが美味しいのなんのって!!しびれる〜って感じであった。ともにマグアップにアマレットをじゃぼじゃぼいれてからヤカンで赤ワインを温めてダーと注ぐ。正式のレシピでは色々スパイスを入れたり、砂糖をいれたりするらしい。ともに作るところをみていたけど、この2つだけであった。ドイツでのアマレットは、ディ・サローノだった。

ノルウェーでは沖先生がおかわりをしていた。私もした。ドイツでは凍えていた皆が口ぐちにうまいと言った。これがも〜体が溶けるように美味しい。マグカップで飲むというのも◎!温めて飲む酒は日本酒の熱燗や焼酎のお湯割りが一般的だけど、アイリッシュコーヒーやホット バタード ラムが有名。ワインを温めて飲む習慣はないものと思ってたけど北欧では好まれるらしい。そりゃ寒い場所で寒い飲み物はない。まーアマレットいれているので、カクテルといえばカクテルになるのだろうか?

だけど暖かい酒は早く酔う。なのですぐ温まるのだが、結構少量でふらふらする。飲みすぎは注意である。結構酔っ払って凍死する話を聞いた。北欧では危ない。仙台でもよく酔っ払いがふらふらしているけど凍死した話は聞かない。知らないだけなのか?それとも目が覚めるのか?不思議だ。

いずれせよホットワインはかなり美味しい。寒い日にはまた飲みたい。だけど、深酔いは危険。



一の蔵 蔵の華

このページでは酔がよく出てくる。この酒も酔で飲んで一発くらった。スキー部の後輩達と酔に行く用事(?)があったのだが、そのときが天野の誕生日であった。事前に親方にその話をしていたら、これを当日一の蔵から直接!取り寄せてくれた。しかも流通していない品評会用だという。ワインクーラーに入れて持ってきてくれた。グラスもワイングラスであった。

飲んだ瞬間「参りました」って感じである。味は上品な甘口のワインのようであり、吟醸のくせに吟醸香がほとんどしない。いわゆる水菓子の香がすーと立っている。ワインのいうところのライトボディでありながらしっかり主張する酒であった。幾らでも飲める酒かつ背筋が伸びる酒である。流通しているのと味はかなり違うという話であった。これを飲んだ瞬間の次に思ったこと。「いくらすんだ?」

後輩たちは「美味しい」だけ!を連発して飲んでいる。もっと味わえよと心で叫びつつ。この酒はつまみがいらない。これだけで十分味わえる。というよりつまみが邪魔する。酒と肴の関係を破壊する酒である。後輩たちは食べながら飲んでいる。そうじゃないだろと心で叫びつつ。僕は酒に肴がないと飲めないタイプである。つまみをアクセントで飲むのが習慣になっている。一般に醸造酒はその傾向が強い。ワインもビールも酒も食事と一緒に歴史を歩んできた。例外はスパークリング? 日本酒だけで飲み続けられる銘柄はほとんどない。蔵の華は、酒だけを強いる酒であった。

2杯目以降は誕生日の彼女に全て捧げた。東谷とか河田も楽しんでいたようなので私もうれしかったが、二度と飲むことがないだろうなと思ったら複雑な気分だった。酔の親方はときどきこうして私を悩ます。ちなみに支払いは大幅割引で、ほっとした。