迫川水系 岩手県 水害調査
2015年9月13日日曜〜14日月曜
風間聡,オン(東北大学),菊池,高橋(建設技研)


行程地図


解析      解析
調査速報  熊川・三迫川   大槌・夏油   芋埣川


解析

微高図
DEM 5mから作成
旧河道が見える

DEM5m


DEM5m

建設技術研究所作成


考えられる車が流された方向
旧河道に沿っている


熊川,三迫川とも車での事故である.渡橋に危険が伴うことを意識する必要がある.また,オフロード車の過信は禁物である.車は浮力があり,流送されやすい.




13日 熊川, 三迫川

熊川:11日午前4時ころ車がここから落ちて流されたとみられる.運転していた方は500m下流で車が,5キロ下流で遺体で見つかった.


県道17号線

熊川橋

上流側
川幅が狭い
18m?
←下流側

整備が済んで断面が大きい

熊川橋下流
境橋下流側

上流

三迫川

釜糠橋

洗掘が進んで一部基礎が流れている

中田栗駒線に向かう農地

百目鬼前

新川橋

道路上の水深はそれほどでない.

車が流されたと思われる地点

車が捉えられた地点

旧河道

60cmほど低くなっている

新川橋 上流
←三迫川
11日午前7時前に出勤途中の車が流されて,運転手が死亡.

ここは旧河道上を道路が走っている.その上で流されたと考えられる.

旧河道は栗駒町と金成町の境であった.
なお上流は蛇行しているが,この地域から河道の付け替えた行われたとのこと.



14日  大槌冠水 夏油斜面崩壊


新平野町長との面談

多くの仮設は床下

小鎚仮設団地

最下部は流れで基礎が無くなる

最深で30cmほど

ポンプ車1台で排水

夏油温泉への道で斜面崩壊

砂防工事がなされいる
県内大雨 各地で被害 (2015年09月11日 18:36 更新) IBC ニュース

、一関市と大槌町、田野畑村に一時、合わせて2008世帯5206人を対象に避難勧告が出されました。避難指示、勧告いずれも全て解除されています。92世帯が入居する大槌町の小鎚仮設団地では大雨のため、一部の住宅の床下が浸水する被害がありました。
夏油高原スキー場から夏油温泉に通じる県道がふさがれ、温泉の宿泊客や従業員などあわせて60人あまりが一時孤立状態となりました。復旧作業が進み、午後1時から通れるようになりましたが、この区間は当面、午後6時から午前6時まで通行止めとなります。

10月3日 芋埣川(いもぞねかわ)


県道42号線と芋埣川交差

やや下流地点
米の減収はそれほどでないとのこと.2日半ほど冠水.河道の植生が河積をずいぶん小さくしているのも一因と思える.





宮城県破堤箇所(国交省調べ)
善川(大衡村)、小西川(大和町)、身洗川(同)、西川(同)、田川(加美町)、渋井川(大崎市)、渋川(同)、名蓋川(同)、出来川(涌谷町)、二迫川(栗原市)、芋埣川(同)